今日は、シュタイナー教育勉強会の第2回目。
元シュタイナースクールいずみの学校の教師をしていた、
講師の上野さんのご自宅で開催。
日程・内容はコチラ。
せっかくなので朝からコネコネして、
甘酒入りの生地、甘酒入りのあんこで、
大福を持ってお邪魔しました~。
すみません、コネが甘くて凸凹です…
でも、味は美味しかった!要修行です!
さて、勉強会のほうですが…
「シュタイナー教育の授業の特徴」というテーマでした。
そもそも、シュタイナー教育とは…こちらをご参考に↓
シュタイナーの特徴といえば…フォルメン!
Formenはドイツ語ですが、スペルから分かるように、
英語で言うとフォーム、かたちのことですね。
なので、正確にはフォルメン線描というみたいです。
低学年は、写真のブロッククレヨンを使います。
基本的に、シュタイナーでは黒の鉛筆を使わないらしいです。
右端のように、幅の広いところで大きく塗ったり、
その横の面で塗ったり、
幅の狭いところを使ったり、
角で細い線を描いたりして、色々なカタチを描きます。
高学年になってくると、スティッククレヨンも使いますが、
どちらも普通のクレヨンと違い、固いです。
指の力、腕の力、体の踏ん張る力が必要です。
それが体を作っていくらしいです。
お腹に力の入らない子は、まっすぐ描けないらしいです。
また、フォルメン帳という専用の画用紙の束があるのですが、
その無地にバランスよく描く、というのも、
全体をよく見るチカラになります。
(私、フリーハンドでバランスよく描くの、結構得意だな~。)
そして、先生の見本を見ながら描くフォルメンで、
心を育てていくそうです。奥が深い。
(心が縮こまった子は大きく描くのが苦手だそう。
私はあふれんばかりに自分の名前とか描いちゃうw)
そして、こちらもシュタイナーの特徴、濡らし絵。
画用紙を濡らして、防水の画板に置き、
濡らし絵用の絵の具を水で溶いて、
色を乗せていくそうです。
今度、4年生の会や2年生の会でも始まるので、
どんな感じでやるのか見られて良かったです。
シュタイナーの教材を作ってるSTOCKMARの絵の具が、
やはり色の出方が断然違う!という上野さん。
描いた作品を見るのが楽しみです。
実際に出しては見ませんでしたが、こうやって…
と道具を広げて見せていただきました。
色によって感じる温度が違うのは、よく実感することですが、
濡らし絵を描くと、色によって広がり方まで違うらしいです。
また、色による目からの刺激も影響も大きいとか。
幼少期は優しい色(パステルカラー)の中で育てるのが良く、
チェックや白黒、キャラモノは、
「目」を意識させるので控えたほうが良いんだとか。
特にお母さんはスカートを履いた柔らかい印象が安心するそう。
小学校5、6年になるとモノクロが好きになり、
白黒(善悪)をハッキリさせたいお年頃になるんだそうで。
(私も5、6年生の頃、全部モノクロにしようとした!
ニューヨークとかめちゃ憧れた時期!←漫画「サイファ」の影響だろう…)
ぜひそのうち、大人も濡らし絵をやらせてもらいたいですね。
その他にも特徴はたくさんあって、
・教科書がない
・順位を決めるためのテストがない
・12年生一貫教育
・担任持ち上がり
・基本教科の中から1教科だけを毎日2時間、3~4週間かけて取り組む。
などなど…普通の小学校と全然違うことばかり。
日本でのシュタイナー学校の歴史はまだまだ短いので、
卒業した生徒がこれからどんな風になるのかなど、
色々お楽しみですね。
興味のある方は、シュタイナー教育勉強会へ。
お待ちしています♪
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