火曜日は、シュタイナー教育勉強会。
北海道の「シュタイナースクールいずみの学校」の元教師、
上野直子さんが開催してくれている、隔月の講座。
前回は、日々の学校生活についてでしたが、
今回は、シュタイナースクールの年間行事について。
シュタイナースクールには、独特の行事が色々あるそうです。
四季の祝祭として、年間に大きな行事が4つ。
春祭り、ヨハネ祭、ミカエル祭、アドヴェント・クリスマス。
暗く冷たい冬の季節が終わり、春を祝う春祭りでは、
生徒たちが協力して、メイポールダンス(五月柱)を繰り広げます。
メイポールダンスとは…分かりやすい画像検索結果。
一つの棒を中心にして、そこから垂れるリボンを、
生徒たちが踊りながら織り上げていく…
教える先生は、それはそれは大変なようですが、
本番にキレイに折りあがると、感動でため息が出るほどだそう。
そして、夏至のヨハネ祭。
日本的には七夕とお盆を混ぜたようなものだそうで、
天に思いをはせ、祖先の霊を思い、夜に火を焚いて…
夕涼み会のような感じですねぇ。
秋のミカエル祭。
悪に立ち向かう大天使ミカエルの劇を生徒たちでやるそうです。
心の中の悪や課題に立ち向かう勇気を、自ら手に入れる。
実際の写真を見たら、悪の象徴である龍など、
すごい迫力で作っていました。面白そう!
冬は、アドヴェントといって、クリスマスの到来を待つ4週間のことだそうです。
最近、クリスマスが近くなると、めくって中のものを出す日めくり?カレンダーを見たことありませんか?
毎年使える引き出し方のもの(その場合、中身は親が補充)など、
色々な種類があるみたいですが、クリスマスをじわじわと楽しみに待つカレンダー。
また、アドヴェントガーデンといって、針葉樹の葉で作った渦を作り、
中心に大きなロウソクを立てて、子どもたちがリンゴロウソクを手に、
火をもらいに行き、戻ってくる、という幻想的なイベントも。
アドヴェントガーデンの画像検索結果。
また、3~4年生の自分を確立していく時期には家作りを、
中学生の年齢あたりでは毎年自分たちで決める修学旅行を、
と、普通の学校では味わえない、楽しさが垣間見えます。
また、シュタイナーでは楽器も独特。
これは、幼稚園から低学年用の縦笛ですが、
手前のものは少し小さめでドとファの音がないため、
穴が5つしかありません。
学年が上がるにつれて、穴も増えますが、
穴の大きさが一定ではなく、しかも等間隔ですらない。
持たせてもらいましたが、とても持ちにくいw
でも、木の質感が柔らかくて手になじみます。
そして、ライアー。
線と千尋の神隠しの主題歌でもポロンポロンされてます。
シュタイナーでは天界の音を奏でると言われ、
とても優しい音です。
色々な形、大きさがあり、
スクールでは高学年で手づくりもするそうです!
盛りだくさんで、2時間があっという間!
足りない!と思うほどの楽しい勉強会でした。
ココナッツミルクのつぶプルを持参して、
上野さんが淹れてくれたゴボウ茶とともに、
いただきます♪
次回は9月。
その前に、糸掛け曼荼羅も教えていただく予定です。
興味のある人は、hohorakame@gmail.comまで~♪
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