シュタイナー教育勉強会@7月

火曜日は、シュタイナー教育勉強会。

 

北海道の「シュタイナースクールいずみの学校」の元教師、

上野直子さんが開催してくれている、隔月の講座。

 

前回は、日々の学校生活についてでしたが、

今回は、シュタイナースクールの年間行事について。

 

シュタイナースクールには、独特の行事が色々あるそうです。

四季の祝祭として、年間に大きな行事が4つ。

 

春祭り、ヨハネ祭、ミカエル祭、アドヴェント・クリスマス。

 

暗く冷たい冬の季節が終わり、春を祝う春祭りでは、

生徒たちが協力して、メイポールダンス(五月柱)を繰り広げます。

 

メイポールダンスとは…分かりやすい画像検索結果

 

一つの棒を中心にして、そこから垂れるリボンを、

生徒たちが踊りながら織り上げていく…

教える先生は、それはそれは大変なようですが、

本番にキレイに折りあがると、感動でため息が出るほどだそう。

 

そして、夏至のヨハネ祭。

日本的には七夕とお盆を混ぜたようなものだそうで、

天に思いをはせ、祖先の霊を思い、夜に火を焚いて…

夕涼み会のような感じですねぇ。

 

秋のミカエル祭。

悪に立ち向かう大天使ミカエルの劇を生徒たちでやるそうです。

心の中の悪や課題に立ち向かう勇気を、自ら手に入れる。

実際の写真を見たら、悪の象徴である龍など、

すごい迫力で作っていました。面白そう!

 

冬は、アドヴェントといって、クリスマスの到来を待つ4週間のことだそうです。

最近、クリスマスが近くなると、めくって中のものを出す日めくり?カレンダーを見たことありませんか?

 

毎年使える引き出し方のもの(その場合、中身は親が補充)など、

色々な種類があるみたいですが、クリスマスをじわじわと楽しみに待つカレンダー。

 

また、アドヴェントガーデンといって、針葉樹の葉で作った渦を作り、

中心に大きなロウソクを立てて、子どもたちがリンゴロウソクを手に、

火をもらいに行き、戻ってくる、という幻想的なイベントも。

 

アドヴェントガーデンの画像検索結果

 

また、3~4年生の自分を確立していく時期には家作りを、

中学生の年齢あたりでは毎年自分たちで決める修学旅行を、

と、普通の学校では味わえない、楽しさが垣間見えます。

 

また、シュタイナーでは楽器も独特。

 

これは、幼稚園から低学年用の縦笛ですが、

手前のものは少し小さめでドとファの音がないため、

穴が5つしかありません。

 

学年が上がるにつれて、穴も増えますが、

穴の大きさが一定ではなく、しかも等間隔ですらない。

持たせてもらいましたが、とても持ちにくいw

でも、木の質感が柔らかくて手になじみます。

そして、ライアー。

線と千尋の神隠しの主題歌でもポロンポロンされてます。

 

シュタイナーでは天界の音を奏でると言われ、

とても優しい音です。

色々な形、大きさがあり、

スクールでは高学年で手づくりもするそうです!

盛りだくさんで、2時間があっという間!

足りない!と思うほどの楽しい勉強会でした。

 

ココナッツミルクのつぶプルを持参して、

上野さんが淹れてくれたゴボウ茶とともに、

いただきます♪

 

次回は9月。

その前に、糸掛け曼荼羅も教えていただく予定です。

興味のある人は、hohorakame@gmail.comまで~♪