あなたが輝くご飯を作る❤
今回で、シリーズ第4回目。
前回まではシュタイナー学校の実際の内容など、
どっちかと言ったら表面的な紹介でしたが、
今日はいきなりグイッと本質的な部分にふれました。
まずは、成長と体を三層構造に分けて考えます。
これは、シュタイナーの7年周期説と関わってきます。
0歳~7歳(歯の生え代わり)→手足→意思
7歳~14歳→胴体→感情
14歳~21歳→頭→思考
まず、私たちが何かをするには、
考えたり、感じたりするよりも、
やるぞ、という意思が必要です。
ここが育たないで大きくなると、
生ける屍ではないですが、
やる気のない大人、みたいになる感じ。
では、手足を育てるには何をしたらイイか?
一番は歩くこと。
特に、3歳までは手足をいっぱいに動かして歩くこと。
ただし!赤ちゃんがハイハイをせず、
またはハイハイ期間が短いと、
必要な発達が出来ないので、
大人が立ち上がらせたりしないで、
なるべく立ち上がるのは遅くさせ、
ハイハイはしっかりしましょう。
また、この時期に大切なのは、
「世界は善である」と感じられる環境。
子どもの前では夫婦喧嘩は元より、
怖い番組や大きな音なども控えましょう。
(子どもが出す音はイイと思うから、
上の子を静かにさせるのはナシで。)
ここの影響が、大人になってからの病気にも関わるそうですよ。
それから、小さいうちほど大人の真似をして育ちます。
歩き方、姿勢、箸や鉛筆の持ち方、話すイントネーション。
子は親の背を見て育つ、とはよく言ったもの。
言って聞かせるよりも、良い手本となりませう(自戒)。
この時期は、反復=繰り返すことが大好き。
同じ本を毎日読ませるとか…親の体力戦です。
ぜひご夫婦・ご家族で協力しましょうね。
それと、最近では子どもに自由を!
と選択の機会を与えることをヨシとする傾向があります。
もちろん全てが悪いことではないですが、
親と意見が食い違って、
とんでもない失敗が見越される場合は、
有無を言わせず親の言うことを聞かせましょう。
自分の選択で失敗すれば、
子どもは失敗を恐れるようになります。
選択できるようになるのは、14歳~21歳。
自分で乗り越える力を獲得してからで大丈夫です。
あ、でもちょっと危ない遊びとかは成長に必須なので、
あんまり神経質にならないようには気を付けましょうね。
7歳までにしっかり歩いて、
体という基礎が出来たら、
次の胴体→頭と成長は段階を上がります。
しかし、学校の教育などでは、
頭から入るので、
(テレビ、テレビゲームなども)
基礎が出来る前に屋根をかぶせるようなもの。
その後で、基礎や柱を直すのは大変。
基礎=手足がしっかりすることで、
屋根をかける時期=頭が目覚める時に、
活きてきます。
小さいうちに体を使わずに、
頭の目覚めが早すぎると、
受験の頃に息切れして、もうダメ…なんてことに。
体をいっぱいに使って育つと、
意思=やるぞ!という気持ちが育ち、
きちんと順に育つことで、
知らないことを知るのが楽しくなり、
記憶力が良くなります。
ただ、現代は頭の目覚めを遅らせるのは大変。
スマホもテレビも町中も、頭でっかち💦
ファンタジーなお話を聞かせる、
もちろんテレビではなく大人がね!
が良いそうです。
そして、これも興味深かったですが、
歩く→話す→考えるの成長、ということ。
何が面白いかって、
じゃあ小さいうちは、
喋るぞ!という意思で考えずに喋る、
喋ることで考えて話せるようになるということ。
よく、「もうちょっと考えてモノ喋れ!」
って言うけど、無理なんだなって(笑)。
考えて話せるようになるのは14歳から!
次は胴体。
胴体→感情の7歳~14歳は、感情を育てる時期。
スタートは、歯の生え代わりと言われていますが、
最近は食の欧米化で早熟→早期の老化。
何度も言いますが、
成長はゆっくりなくらいがちょうど良いのですよ。
この時期は、「世界は美しい」と思えるような体験を重ねること。
自然の美しさ、プロの仕事、
本物に触れる機会を作りましょう。
また、良い感情だけを感じれば良いというわけではなく、
たくさんの感情で揺れることも大切。
悲しさ、怒り、寂しさ、喜び、楽しみ、感動。
そういった振れ幅を体験しましょう。
例えば、劇団四季ミュージカルを見るとかね。
NHK交響楽団を聴きに行くとかね。
やっぱり趣味でやってる人と、プロでやってる人は全然違うので。
趣味でやってるのは、大人のお楽しみで見に行きましょう。
子どもには、大人の本気を見せてやってください。
そして、頭。
この時期に初めて、思考の力を作っていきます。
ちょうど二次性徴の始まりの時期。
今まで外側に向かっていた興味が、自分の内側に向いて、
「私は何なのか」ということを確立していく時期。
「世界は真実である」ということが、
子どもたちの内側から問いかけられるテーマ。
世界を分析したり、批判したりすることが中心となる。
また、体にも急激な変化が起こり、感情も激しく揺れます。
しかし、ここを経て、原因と結果を理解する思考、
独立した自分の判断が磨かれていくのですね。
逆に言えば、こんな大きくなるまで原因が結果に影響することがまだ分かっていないw
これは私見ですが、私、というものは、
私が積み重ねてきたことでしか表されないので、
今まで自分で外に働きかけて来なかった場合は、
分からない、ということになるのではないでしょうか?
自分以外の他者との触れ合いが十分でない場合は、
自分の境目があいまいで、ますます。
小さいうちに、どれだけ他者と肌で触れ合い、
自分の体を動かし、世界を信頼して、気持ちを味わったか。
そして、頭まで来たら、どんどん失敗してみればいいとか。
なぜなら、きちんと順を踏んで成長していれば、
乗り越える体力があるから。
思い返してみれば、私は14~18まで、そんな失敗とかしてなくて、
あまあまの甘ちゃんで、高校を卒業してから、
社会に投げ出されて失敗続きでした。
18歳から21歳までで2回転職して、24歳で出産を機に退職。
そこからは、自分でもすごい違いを感じています。
子どもを育ててると、否応なく決断を迫られるからね。
特に、人と違うことをしてたから尚更。
失敗もしたし、成長もしたと思いますよ。ありがとう子どもたち。
そして、これも大事。
もう受験だけど、息切れしちゃった子に対しては。
まず、「自分は愛されている」感覚を満たしてあげること。
言葉にしなくても、こんだけやってたら伝わってるはず、は全然伝わらない。
なぜなら、まだ原因と結果を考える力が育ってないから。
なので、親が勇気をもって、ストレートに言葉で表現してあげること。
ただーし!重圧を与えないこと。
「お母さんはお前のためにね…」なんて、重荷!
自分はいない方がいいんだ…てなっちゃう。
「あなたがいてくれるから…」なんて、鎖!
私がいないと親は困るから家にいようかな…てなっちゃう。
「愛してるよ。お前の味方だよ。」
それだけでいいのです。ただし、回数多めにw
それから、やっぱり歩くこと。
一緒に気分転換にお散歩、なんていいかも。
これは奥谷まゆみさんが言ってたことですが、
上を向いて歩きながら、悪いことは考えられないそうですよw
スキップしてたら、楽しいことしか考えられないってwww
そして、寝る前におしゃべりすること。
お話のつくりっこも、イメージする力を養う良い方法だそう。
さて、このブログ書いてたら、子どもたち寝ちゃったなーw
とりあえず、寝顔にオヤスミ。愛してるよー❤
と、こんな感じのお話を1時間半くらいで聞いてきました。
書くのに1時間半かかりました💦
みなさん、今後の子育てにお役立てくださいね。
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