愛情不足という言葉の本当の意味~誰も悪くない

 

子育てをする中で色々と学んで、

(食だけじゃなくて、

心理とかもかなり読み込んでます)

 

今まで思ってたことを、

 

文章にしておこうと思います。

 

「愛情不足ではありませんか?」

 

こんな言葉に傷ついた方が居たら、

ぜひ読んでみてほしいと思います。

 

 

 

 

 

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雑穀と野菜で作る家庭料理教室

たきさんちの高杉多希です。

 

訪問してくれてありがとうございます。

 

 

「お母さんの愛情不足」

 

なんという言葉でしょう。

 

 

不登校だったり、

自家中毒だったり、

発達障害だったり、

学校で困った子だったり、、、

 

 

そういう時に、

特段の原因が見つからない時に、

 

「原因は、お母さんの愛情不足と思われます。

ちゃんとお子さんに愛情を注いでますか。」

 

ちょっと立場のある人が、

不用意に口にする言葉、です。

 

 

すごく便利に使われますが、

言われた方は、めっちゃ傷つきます。

 

だって、

「お母さんが愛情を注いでないからでしょ?」

って受け取っちゃいますもん。

 

けど、愛情を注いでいる人ほど、

言われるんじゃないかな?と思います。

 

 

だって、そういう人って、

「言われやすい人」

が多いですもん。

 

 

何を言っても受け入れてくれそうな、

包容力のある人。

 

裏を返せば、

口答えしなさそうな、優しそうな人。

 

 

面と向かって、

 

「そんなことありません!

私は子供に愛情を注いできたのに!

なんてこと言うんですか!?」

 

って激高しそうな人には、

 

言いにくいですもの。

 

 

つまり、言われた時点で、

 

あなたは、きっと愛情深いお母さん、

 

である可能性が高いのではと思います。

 

 

そして、

 

本当に愛情不足だとして。

 

 

「お母さんの愛情不足」

という言葉が、

 

言葉足らずです。

 

 

正しくは、

 

「こどもにとって愛情が不足」

 

しているのであって、

 

「お母さんの注ぐ愛情が少ないのではない」

 

です。

 

 

つまり、

 

「お子さんに愛情が正しく伝わってないのでは?」

 

ということです。

 

 

 

愛情がガソリン、

子どもが車だとして、

 

いくらガソリンを満タンにしても、

穴が開いてたら漏れていきます。

 

めっちゃガソリンを入れようとしても、

穴がそもそも小さい場合もあります。

 

もしくは、

すごーく燃費の悪い車だったり。

 

ハイオクを注いでたら、

ディーゼル車だった、

ってこともあるかもしれませんね。

 

 

 

愛情が電気で、

子どもが電化製品だとすると、

 

単3電池で動くものに、

単4電池を入れても動きませんし、

 

コンセントにUSBを突っ込む、

わけにいきませんね。

 

同じコンセントに見えても、

周波数が違えば、

うんともすんともしません。

 

 

 

愛情だって、

上手く受け取るために、

必要な形があります。

 

お子さんがどんなタイプなのか?

見極めて愛情を注ぐ…

 

なんて、結構高いハードルです。

 

 

 

さらに、たとえ話になりますが、

 

愛情をタマゴだと思ってください。

 

 

お母さんは、子どもに向かって投げます。

 

 

お互いに上手だったら、

剛速球で投げ合っても、

距離が離れてても、

問題が無いかもしれません。

 

 

でも、

 

お母さんが投げたタマゴに、

子どもが手の平を突き出したら…

 

割れますね。

 

 

子どもが、よそ見してる時に、

お母さんが投げたら、

頭にぶつかってタマゴが割れるかもしれません。

 

 

よく見ていても、

お互いのリズムが合わないこともあるかも。

 

 

白いタマゴだと思ってたのに、

黒いタマゴだったら、

違うと思って避けるかもしれませんね。

 

 

愛情のやり取りで、

 

素直に受け取れない心境だったり、

その時のタイミングが合わなかったり、

見当違いや勘違いをした対応をしたり、

子どもが望む形では無かったり、

 

 

上手く行かないのは、

よくあることです。

 

 

母と子、だけではなくて、

妻と夫、兄弟姉妹、友達同士でも、

 

人と人がいれば、

本当によくあります。

 

 

というか、

人間関係のごたごたは、

大体「お互いの認識の違い」によるもの。

 

 

ただ、子どもは、大人以上に、

語彙が少なく、味わった感情も少なく、

自分の気持ちを言葉にするのが難しいです。

 

大人でも、

自分の気持ちにフタをしてきたのであれば、

なおさら難しい。

 

 

あなたは今の心境を、

原稿用紙2枚にまとめなさい、

と言われて、きちんと書けますか?

 

 

書ける人は、伝え上手かもしれません。

ただ、読み手も上手とは限りません。

 

 

 

だから、

 

もし、自分を責めてるお母さんがいたら、

ちょっとだけ相手のせいにして、

気が楽になるとイイなと思います。

 

 

「あぁ、私の愛情が少ないのでなくて、

あっちがちゃんと受け取ってないんだな」って。

 

 

そして、

もっともっとたくさん!ではなくて、

 

愛情の量は少し控えめでも、

「どうやったら相手に伝わるのかなぁ?」

という方向にシフトすると、

 

上手く行くかもしれません。

 

 

なんで料理教室をしてるのに、

こんなことを言うかというと、

 

料理とは関係ないようでいて、

実は共通することもたくさんあるんですよ。

 

 

たとえば、

野菜が違えば、火の通し方が違いますし、

調味料が違えば、入れるタイミングも量も変わります。

 

料理が、人との関係の、練習にもなっています。

(気づくかどうかは別ですが)

 

それに、家庭料理も、

愛情が無いと出来ませんしね。

 

 

教室に来てくれてる生徒さんは、

皆さんご家族の健康を願っています。

 

親だったり、子どもだったり。

 

 

美味しく食べてほしい。

食べて笑顔になってほしい。

ずっと元気でいてほしい。

 

 

料理を作るって、

なんて楽しくって、

なんて尊いんでしょ♪

 

 

その愛情がしっかり伝わるためにも、

美味しさは必須ですね。

 

美味しい料理が出来たなら、

しっかり愛情が伝わります。

 

世界平和のためにも、

健康で美味しい料理術、伝えていきますね♪

 

 

 

 

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最後までお読みいただき、

ありがとうございました!

 

 

高杉多希

 

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