美味しく食べて体質改善!
食と命のシステムを最大限に活かす料理術、
つぶつぶ雑穀料理を青森県弘前市で伝えています。
雑穀と野菜で作る家庭料理教室
たきさんちの高杉多希です!
訪問してくれてありがとうございます!
糖尿病、とは読んで字のごとく、
尿に糖が排出される病気です。
膵臓からのインスリンの分泌が弱かったり、
肝臓の働きが弱くなったりして、
尿中の血糖値が高くなり、
それがあふれて尿まで甘くなるわけですが、
様々な病気の引き金ともなります。
「糖尿病だから、糖を控えれば良いのでは!?」
とご飯を減らすのは逆効果。
糖には質があります。
炭水化物=デンプンはしっかり摂って、
単糖類=砂糖などの精製品は、
減らした方が良いのです。
じゃあ、砂糖をやめたらOK?
と思いきや、現代の加工品を摂取していると、
大量に入っているものの方が厄介なのです。
それは…「異性化糖」です。
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「異性化糖」とは、
果糖とブドウ糖を主成分とする糖。
原材料名ではよく、
「果糖ブドウ糖液糖」と書かれています。
「ブドウ糖果糖液糖」だったり、
「異性化糖」と表記されている場合もあります。
名前に惑わされて、
ブドウや果物が原料かと思いきや、
トウモロコシが主な原料。
冷やすと甘みが増し、
スッキリした甘みで清涼飲料水をはじめとした、
様々な加工品に使われています。
ジュースなどの液体のものに限らず、
菓子、惣菜などにも入っています。
砂糖と違って、水に溶かす手間も要らず、
何より、値段が安い。
そして、砂糖よりも甘い。
砂糖よりも甘いなら、使用量が減って良いだろう、
と思うかもしれませんが、
安いから多少増えても大丈夫、
と量が増える傾向になりがち。
そして、我々人間は、
甘みが増えることに鈍感に出来ています。
大量の異性化糖が、
糖尿病の原因の一つとなってると考えられます。
こちらは、厚生労働省のデータから、
糖尿病の罹患者数をグラフにしたものです。
昭和54年に116万4千人だった患者数が、
平成29年には242万9千人に増加。
およそ倍に増えています。
では、砂糖の消費量は増えているのでしょうか?
どんどん増えています。
異性化糖は、砂糖よりも甘みを感じさせやすいのにも関わらず、
その使用量は増えているのですから、
私たちがいかに強い甘みにさらされているのか、
想像に難くありません。
ちなみに、
ブドウ糖は小腸から吸収され、
血液中に入り血糖値が上がりますが、
血糖を下げるホルモンである、
膵臓が分泌するインスリンが働くことで血糖値を下げ、
エネルギーとして利用されます。
一方で、
果糖の摂取では血糖値は上がらないそうです。
それは肝臓で果糖の代謝を行うため、
と考えられてきたそうですが、
少量の果糖→小腸で代謝
ということが分かったそうです。
※小腸は食品中の果糖をグルコースと有機酸に転換する
The small intestine converts dietary fructose into glucose and organic acid
しかし、
小腸の代謝能力を超える量の果糖→肝臓で代謝
ということは変わらないらしいです。
まだまだ研究の余地はあるそうですが、
真相究明よりも、
異性化糖をやめたらイイだけの話…
でも、甘いものは中毒状態になりやすく、
自分の意志だけでやめることは、
とても大変です。
(なので、甘いものがやめられなくて悩んでるとしたら、
それは仕方のないことなのです。)
より精製度の高いものは、
体の代謝の理から外れているため、
摂取することで体への負担が大きく、
思わぬ病気の原因になります。
異性化糖は、
お菓子や清涼飲料水だけではなく、
惣菜や漬物、タレや出汁など、
本当に様々なものに使われていますから、
加工品を購入する時は、
よく気をつけないと、
何にでも入っています。
それをいちいち避けていたのでは、
買い物一つするだけでも、
とても大変です。
だから、私は、今こそ、
手料理で生き残るしかないと考えています。
解決策のない研究は、役に立ちませんが、
つぶつぶでは、
砂糖断ち応援キャンペーンなども展開していますので、
まずは体感会や体験レッスン、プレセミナーなど、
参加してみてはいかがでしょうか?
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