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美味しく食べて体質改善!
食と命のシステムを最大限に活かす料理術、
つぶつぶ雑穀料理を青森県弘前市で伝えています。
雑穀と野菜で作る家庭料理教室
たきさんちの高杉多希です。
訪問してくれてありがとうございます。
リン酸の影響
主な肥料としてあげられる、
窒素N、リン酸P、カリK。
実や花のつきに影響すると言われるリン酸は、
リン鉱石を原料とします。
近年、主な生産国である中国で、採掘量が落ち込み、
輸入に頼る日本は価格の高騰に見舞われているそうです。
では、日本の土壌にはリンが含まれていないのでしょうか?
実は、リンは土壌中にたくさん含まれていますが、
取り出すことが出来ないのです。
参考:【今さら聞けない営農情報】第21回ー土壌の改良(5)リン酸(一般社団法人 農協協会)
「黒ボク土を代表とする火山灰土壌は
鉄やアルミニウムを多く含んでいるので、
リン酸の固定が多く起こり、
通常のリン酸質肥料を施用しても、
大部分が作物に利用されることなく、
土壌に固定されてしまいます。
日本は火山国で火山灰土壌が多いため、
多くのリン酸が土壌に固定されています。」
つまり、
土の中のリン酸は、
そのままでは水に溶けにくく、
その多くは、植物が利用できません。
でも、昔から人々は作物を育ててきました。
何もしなくても、
雑草は生い茂り、木は実をつけます。
そして、リンは土の中にたくさんある。
その循環に役に立っているのが、
微生物の存在です。
例えば、
ミミズが有機物を消化する過程で、
水溶性の可給態リン酸に変化して、
植物が吸収できるようになります。
参考サイト:
ミミズの多い土は良い土だ、とよく聞きますね。
汚水処理に利用されている「ポリリン酸蓄積細菌」は、
嫌気状態ではリンを放出する一方で、
好気状態では、嫌気状態ではリンを吸収する性質があり、
肥料を作ることもあるそうです。
参考:水処理教室ーリンを効率的に除去する生物脱リン法(KCRセンター)
好気→嫌気を繰り返すことで、
リンを吸着し、放出するそうです。
よく言われる「丁寧に土寄せをしてあげると、良く育つ」
ということにつながっているのではと思われます。
ただし、
「ポリリン酸蓄積細菌の生育条件や機構解明が不十分である」
と書かれているので、
土壌中でどこまで力を発揮するかは分かりません。
しかし、このように、いまだ未解明でも、
同じような働きの微生物が他に居てもおかしくありませんし、
現に日本はもちろん、
リン鉱石が取れるようになる以前も、
世界中で植物はしっかり育ってきました。
その事実を忘れて、
微生物を育てることをせずに、
リン酸を投入し続けることは、
地球環境のためにも良くありません。
美味しく食べて環境改善ができる自然栽培。
素晴らしいですね。
最後は、カリウムについて。
我が家で借りた畑には、これが足りないようです。
私もしっかり調べて、次の記事にしたいと思います。
お付き合いのほど、よろしくお願いいたします!
今日の晩ご飯↓
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