先日、雑穀カフェにいらしたお客様から、
「今、毎朝、フルーツグラノーラを食べているのですけど、
それって体に良いでしょうか?」とご質問をいただきました。
答えは、田畑にあります。
…と思いましたが、
戦後の日本において、その答えが歪んできていることに、
ハタと気が付きました。
************
講師のプロフィールはコチラ
※毎日の晩ご飯メニューとワンポイントアドバイスを配信中
メルマガ登録はコチラで「お気に入り登録」お願いします。
※最新の料理教室の日程はコチラ
※毎日のお弁当の写真はコチラ♪
※料理教室のLINE@始めました!
************
こんにちは。髙杉多希です。
雑穀と野菜で作る家庭料理教室たきさんちを主宰したり、
月に一度の雑穀カフェWasamodoraを開催したり、
畑で雑穀や野菜を育てたりしています。
訪問してくれてありがとうございます。
先日、雑穀カフェにいらしたお客様から、
「今、毎朝、フルーツグラノーラを食べているのですけど、
それって体に良いでしょうか?」
とご質問をいただきました。
答えは、田畑にあります。
私はそのお客様Uさんに逆に質問をしました。
私「コーンフレークのトウモロコシは、身の回りの畑にありますか?」
Uさん「ないです。」
私「ドライフルーツのクランベリーは、日本にありますか?」
Uさん「ないです。」
私「ナッツのアーモンドは、日本にありますか?」
Uさん「ないです。」
私「フルーツグラノーラが、Uさんにとって、体に良い食べ物だと思いますか?」
Uさん「違いますね。」
そういうことです。
何を食べれば良いのかというと、
私たちの住む環境で育つものを食べること。
田んぼで育つ稲、畑で育つ野菜、山で取れる木の実を食べること。
つまり、環境そのものを食べることです。
昔は自然と、というか、必然的に、
身の回りで取れるものしか食べられませんでした。
今は、流通が盛んになり、
また、栽培技術が発達して、
冬でも夏のものが取れたり、
遠く外国のものが食べられたりするようになり、
気をつけなければ、
不自然な食べものがたくさん手に入るようになりました。
けれども、私たちの身の回りを見渡せば、
答えが書いてあるんですよ。
と、言いたいところだったのですけれど、
これには戦後の日本において、
重大な落とし穴があったのです。
そう、雑穀がないのです。
戦前までは、日本の各地に置いて、
その土地に合った雑穀があり、
各家庭で自家採種した様々な種類の雑穀がありました。
しかし、戦後、
田んぼを広げ、米の収量が上がっていくにつれて、
雑穀の栽培面積はどんどん小さくなり、
ついには、雑穀という言葉は見たことがあっても、
そのものを見たことがない人が大半、
という状況になりました。
つまり、本来であれば、
私たちの周りを見渡せばあったであろう雑穀が、
姿を消したことで、
私たちが古来から受け継いで食べてきた、
「身の回りにあるものを食べれば体に良い」
というルールの前提条件が崩れているのです。
だからこそ、私は、
この地元・弘前で雑穀を育てたいと、
決意を新たにしました。
もちろん、私が耕せる畑の大きさは、広くありません。
しかし、この一滴のような畑で雑穀を育てることで、
その輪が広がり、雑穀が生えている風景が当たり前になる。
そんな未来のために、今年から料理教室でも、
畑で雑穀栽培をするレッスンをしていきます。
私も手探りではありますが、
土づくりもまだまだの畑ですので、
試行錯誤や失敗もまた、楽しい部分だと思います。
応援していただける方は、
ぜひレッスンに通っていただいて、
ご自身の畑やプランターなどでも栽培して、
雑穀が身近に育つ暮らしを実現していきましょう。
料理教室の詳細はコチラ
※「お気に入り登録」していただくと、
私から毎日のようにメールマガジンが届きます。
そちらもぜひお願いします。
また、遠方などで通えない方でも、
応援していただける方は、
たきさんち応援基金のページをご覧ください。
田畑に書いてある答えを、
一緒に修正していきましょう。
雑穀の育て方の参考書籍はコチラです↓
育てられないけれども、
食卓に雑穀の取り入れたい方は、
まずはつぶつぶレシピメルマガにご登録ください。
また、実際に食べてみたい、
作り方を学びたいという方は、
体験レッスンもやってますので、
つぶつぶ料理教室のホームページをご覧くださいね。
あなたにお会いできるのを楽しみにしています。
今日の晩ご飯↓
<<次の記事<< >>前の記事>>
コメントをお書きください