何を食べれば良いかの答えは「田畑を見れば分かる」はずだった

 

先日、雑穀カフェにいらしたお客様から、

「今、毎朝、フルーツグラノーラを食べているのですけど、

それって体に良いでしょうか?」とご質問をいただきました。

 

答えは、田畑にあります。

 

…と思いましたが、

戦後の日本において、その答えが歪んできていることに、

ハタと気が付きました。

 

 

 

 

 

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こんにちは。髙杉多希です。

 

雑穀と野菜で作る家庭料理教室たきさんちを主宰したり、

月に一度の雑穀カフェWasamodoraを開催したり、

畑で雑穀や野菜を育てたりしています。

 

訪問してくれてありがとうございます。

 

 

 

先日、雑穀カフェにいらしたお客様から、

 

「今、毎朝、フルーツグラノーラを食べているのですけど、

それって体に良いでしょうか?」

 

とご質問をいただきました。

 

 

 

答えは、田畑にあります。

 

 

 

私はそのお客様Uさんに逆に質問をしました。

 

 

私「コーンフレークのトウモロコシは、身の回りの畑にありますか?」

Uさん「ないです。」

 

私「ドライフルーツのクランベリーは、日本にありますか?」

Uさん「ないです。」

 

私「ナッツのアーモンドは、日本にありますか?」

Uさん「ないです。」

 

私「フルーツグラノーラが、Uさんにとって、体に良い食べ物だと思いますか?」

Uさん「違いますね。」

 

 

そういうことです。

 

何を食べれば良いのかというと、

私たちの住む環境で育つものを食べること。

 

田んぼで育つ稲、畑で育つ野菜、山で取れる木の実を食べること。

 

つまり、環境そのものを食べることです。

 

 

昔は自然と、というか、必然的に、

身の回りで取れるものしか食べられませんでした。

 

今は、流通が盛んになり、

また、栽培技術が発達して、

 

冬でも夏のものが取れたり、

遠く外国のものが食べられたりするようになり、

 

気をつけなければ、

不自然な食べものがたくさん手に入るようになりました。

 

 

けれども、私たちの身の回りを見渡せば、

答えが書いてあるんですよ。

 

 

と、言いたいところだったのですけれど、

これには戦後の日本において、

重大な落とし穴があったのです。

 

そう、雑穀がないのです。

戦前までは、日本の各地に置いて、

その土地に合った雑穀があり、

各家庭で自家採種した様々な種類の雑穀がありました。

 

しかし、戦後、

田んぼを広げ、米の収量が上がっていくにつれて、

雑穀の栽培面積はどんどん小さくなり、

 

ついには、雑穀という言葉は見たことがあっても、

そのものを見たことがない人が大半、

という状況になりました。

 

 

つまり、本来であれば、

私たちの周りを見渡せばあったであろう雑穀が、

姿を消したことで、

 

私たちが古来から受け継いで食べてきた、

「身の回りにあるものを食べれば体に良い」

というルールの前提条件が崩れているのです。

 

 

だからこそ、私は、

この地元・弘前で雑穀を育てたいと、

決意を新たにしました。

もちろん、私が耕せる畑の大きさは、広くありません。

 

しかし、この一滴のような畑で雑穀を育てることで、

その輪が広がり、雑穀が生えている風景が当たり前になる。

 

そんな未来のために、今年から料理教室でも、

畑で雑穀栽培をするレッスンをしていきます。

 

私も手探りではありますが、

土づくりもまだまだの畑ですので、

試行錯誤や失敗もまた、楽しい部分だと思います。

 

 

応援していただける方は、

ぜひレッスンに通っていただいて、

ご自身の畑やプランターなどでも栽培して、

雑穀が身近に育つ暮らしを実現していきましょう。

 

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また、遠方などで通えない方でも、

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田畑に書いてある答えを、

一緒に修正していきましょう。

 

 

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作り方を学びたいという方は、

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あなたにお会いできるのを楽しみにしています。

 

 

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最後までお読みいただき、

ありがとうございました!

 

 

高杉多希

 

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