縄文時代を代表する、縄文土器。
縄でつけた模様が特徴的という事で、
時代の名前にまでなりましたが、
「なぜ縄で模様を付けたのか?」
という疑問は解消されていませんでした。
しかし、先日参加した大地の再生講座の中で、
私は気が付いてしまったのです!
これこそが、雑穀を食べていた証だと!!
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こんにちは!髙杉多希です。
訪問してくれてありがとうございます。
雑穀と野菜で作る家庭料理教室 たきさんちを主宰したり、
むすびラボRadioで食材情報を配信したり、
畑で雑穀や野菜を育てたりしています。
「たきちゃん」「たきさん」と名前で呼んでください♪
の中で、
講師の矢野智徳さんのご友人である、
地理学が専門の堀信行さんが、
「縄文土器の渦模様は、水ではなく、ゼンマイだという学者がいる」
という話をされました。
その後の感想シェアの中で、
未来食創始者・大谷ゆみこさんのパートナー、
雑穀栽培普及をしている郷田和夫さんが、
「ゼンマイを模様として描いているなら、
近年の研究で縄文時代から食べられていたと分かった、
日本発祥の雑穀・ヒエの模様もあるのではないでしょうか?」
とおっしゃったんです。
それを聞いて、
私の頭の中では、
たくさんの画像が錯綜しました。
縄文の縄模様…
※写真は、写真ACさんから
ヒエ…
!
この縄模様こそが、ヒエの穂のらせんを表しているんだ!
縄文時代の人々は、
自分たちの食べるものに感謝し、
育つ姿に感動したことでしょう。
そして、その様子を少しでも記憶にとどめたい、
この穂の形自体にも、パワーを感じたことでしょう。
思わず、感想の順番はもう終わってたけど、
「縄文の模様は、ヒエです!」
と手を挙げて喋ってました。
そしたら、ゆみこさんが、
「そうよね。お米の縄では作れない物ね」
と言いました。
確かに!
この形を、時に残そうとしたときに手に取ったのは、
きっとヒエの稲わら。
そう、縄の材料である藁は、
縄文時代にはお米ではありえません。
ヒエの藁で、縄を綯い、模様を付けたことでしょう。
そう気が付いた時の感動と言ったら!
分解の早い稲わらが、遺跡から見つかることはないでしょう。
今よりも土の微生物の力も強いはずですから、
どんどん分解されちゃうはず。
今よりも土に根差した暮らしをしていた縄文時代の人々は、
もっとそれを感じていたはず。
だからこそ、食べものへの感謝を、
形に残そうとして、
縄文模様を思いついたのではないでしょうか。
そして、
米が入って来た弥生時代に、
食文化の変化によって、
縄文模様が見られなくなったのではないでしょうか。
私認定で、縄文模様は、ヒエの穂。
誰も見たことが無い時代のこと。
考古学なんて「諸説」しかないわけですから。
今年秋のヒエを収穫したら、
ヒエの藁で、縄をなって、縄文模様を作ろうと思います!
お楽しみに!!!
ヒエって田んぼに生えるやつ?美味しいの?
という方は、
ビックリするほど、美味しいので、
食べてみたかったら、
体験レッスンに来てね!
コメントをお書きください
彩子 田代 (水曜日, 05 4月 2023 18:15)
すごい…
縄文ロマン。。
前回は時間無くて三内丸山遺跡諦めたけど、
次回は絶対に行きます!
髙杉多希 (木曜日, 06 4月 2023 20:20)
彩子さん、ありがとうございます!
展示にあるかどうかは分からないですが、聞いてみると良いかもしれませんね!