♪朝露きらき~ら~畑のつぶつぶ~
神様からのおくりもの~♪
つぶつぶの歌の冒頭の歌詞です。
これって、比喩的なことだと思ってましたが、
光合成について学ぶと、
科学的にも、まさにその通りだ!と思いました!
こんにちは!髙杉多希です。
訪問してくれてありがとうございます。
雑穀と野菜で作る家庭料理教室 たきさんちを主宰したり、
畑で雑穀や野菜を育てたりして、
Instagramで情報発信をしたりしています。
「たきちゃん」「たきさん」と名前で呼んでください♪
朝早くに畑に行き、高キビの葉っぱの表面を見たら、
たくさんの水滴がついていました。
朝露は、空気中の湿度が、朝の冷気で葉っぱについたもの…
と、ずっと思っていました。
しかし、本当は全然違うのです!
この朝露は、光合成によって、
葉の内部から出てきた、生命力の証なのです!
え!?朝なのに光合成!?
と思いますよね。
光合成は、太陽の光エネルギーを、葉緑素が取り込み、
二酸化炭素と水から、炭水化物を作る植物の反応です。
この「光エネルギーを取り込む」というところに注目され過ぎていて、
実は、「光合成は24時間行われている」という事実が忘れられがち。
太陽光を葉緑素が取り込むのが、
光合成の「明反応」。
そして、その光を使って炭水化物を作るのが、
夜に行われる光合成の「暗反応」です。
植物が、糖を作るのは、夜!
「朝採りの野菜は甘くておいしい」と言われるのは、そのためです。
そして、この光合成の反応を化学式で見ていきます。
化学が苦手な人も、もうちょっとだけついてきてね!
6CO2+12H2O ⇒ C6H12O6+6H2O+6O2
6個の二酸化炭素+12個の水⇒6個のブドウ糖+6個の水+6個の酸素
根から吸った水と、葉から吸った二酸化炭素を、
加水分解し、脱水結合する時に、葉から水分が出ます。
つまり、
光合成すればするほど、
光エネルギーをたくさん吸収して成長するほど、
夜に糖をたくさん作りだして、朝露がたくさん出る!
なので、
朝露キラキラは命が生き生きと輝いている証なのです!
そして、この写真を見てください!
高キビの実についた朝露を撮影しようと、
そちらにピントを合わせることにばっかり集中してたのですが、
ふり返ってみたら…穂からも茎からも、モヤモヤと光が漏れている?!
現象としては、蒸散している水蒸気に朝日が当たっている、のかもしれませんが。
でも、それだとしても、光合成をイキイキとしている証!
今度から朝露を見た時は、
水滴がついたのではなく、
「植物の内側から、生命力があふれ出している!」
と思って見てくださいね!
光合成のパワーたっぷりの雑穀を食べに、体験レッスンに来てね!
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